家族の問題と、自分自身に取り組むこと。

家族の問題で悩んでいる人というのは案外多いのではないでしょうか。

実際、自己に取り組む上では、家族から与えられた価値観と一度切り離して、自分を捉え直すという作業は欠かせません。

家族というグループのエネルギーがある

家族の問題について考えるとき、それが問題と感じている時点で、家族の中にどっぷり取り込まれています。

家族には、家族というグループのエネルギーがあります。

関係があまりなくても、あるいは濃厚な関係性があったとしても、いずれにしても、自分自身は、生まれ育った家族、というグループのエネルギーの中につながっています。

家族の問題を、“問題と感じている”、ということは、自分が家族のエネルギーに、どっぷりとつながっているのだ、と考えることができます。

問題は本当に問題なのか

家族の問題がややこしいのは、単純に問題を解決するための策を考えるだけでは済まず、人間関係の渦の中に巻き込まれた状態で問題を解決しなければならないことにあると思います。

第三者同士が集まった集団で、同じ問題を解決しようとしたら、家族同士の中で考えるよりはずっと簡単に取り組むことができるでしょう。

家族の中には、独特の価値観があり、また、特有のエネルギーバランスのパターンがあります。

価値観に合わないことを進めようとすると、抵抗は大きく困難になり、また、家族間のパワーバランスにより、問題がこじれることも多いです。

家族間のパワーバランスは、共依存というパターンを生んでいることもあります。エネルギーを集める人と、差し出す人、などのパターンが決まっていて、そのパターンを変えることは、家族間のバランスを乱すことになるので、困難が伴います。

そして、家族以外の第三者の目で見ると、実はさほど大きな問題ではなかった、ということも多いのです。

問題から一度離れること

家族の問題に向き合いたいと本気で考えるなら、一度、その問題から離れてみる、という方法があります。

なぜなら、先ほど説明したように、家族の問題の背後には、家族間の人間関係のパワーバランスがあることがとても多いからです。

特に何をしても解決できない、という場合は、自分が解決しようとすることをやめる、ということを考えてみてもいいかもしれません。

エネルギーをそこに注がないという選択

距離を取る、ということは、その問題にエネルギーを注がない、ということです。

問題を解決しようと取り組んでいる時というのは、実は、この問題の存続自体に貢献している、とも言えるからです。

問題が家族を維持させ、そして、家族というグループにエネルギーを与えている、ということがあるのです。

自分の与える影響は想像以上に大きい

そして、そこにエネルギーを注がない、という選択をすると、自分が家族という集団に費やしていたエネルギーが 自分自身に還ってきます。

そうすることができた時、初めて人は自分自身と取り組むことができるようになり、自分自身を癒すヒーリングプロセスが始まるのです。

家族と距離を置き(バウンダリーを取り)、自分自身にエネルギーを向けることができるようになった時、人は変わりはじめます。

そして不思議なことに、家族の中の1人が変わっていくと、家族という集団の中にも影響が出てくるのです。

1人の変容過程は、家族全体の変容につながる、と言えるのです。

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第三者に入ってもらうことの意味

このように、いい意味でも悪い意味でも、家族はエネルギー的につながり、影響を与え合っています。

家族の問題に取り組みたいと思うなら、まずは一度エネルギー的に距離を取り、自分自身の問題に取り組むことが早道だと言えます。

そして、その時に欠かせないのが第三者の存在です。

家族のダイナミズムの中にいない、第三者の存在は、その家族の持っているエネルギーの渦に飲み込まれないので、とても頼りになります。

例えば、”子供は親を全面的に優先させるべき”、という信念体系が家族の中にあり、そのために苦労しているとしたら、”子供と親は別の個人である”、ことを体現している人の存在は、心強いでしょう。

家族間のセッションは避けるべし、というのは、このような家族のダイナミクスにどっぷり浸かっていて、根本的な解決にはならないことが主な理由です。

ハンズオンヒーリングでできること

からだのヒーリングでは、グラウンディング を強めることで、バウンダリーをしっかりさせることが可能です。自分の肉体に取り組むことは、自分自身に取り組むことの第一歩です。

少しお話をして、感情の問題をスッキリさせたい時は、アストラルヒーリングがあります。バウンダリーを意識してセッションを行っています。

より集中して自己に取り組みたい時には、チャクラに働きかけ、自分軸を作り、バウンダリーを強くするアルケミープラクティスをおすすめします。

さらに深い家族の問題の取り組みには、人間関係をテーマにした、関係性エネルギー療法があります。

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