体の内側が緩むことと、心が緩むこと
体と心はつながっている
先日のブログでは、冷えないポイントは、骨盤底筋などの内側の筋肉が柔軟であることと、グラウンディング、という記事を書きました。
実はこれらは全てつながっています。
内側の筋肉が柔軟だとグラウンディングしやすくなるし、グラウンディングしているとインナーマッスルは柔軟になるからです。
この2つを繋ぐものに、【心の柔軟性】があります。
心と体はつながっている、というのはよく知られていることですが、これは、心は体の影響を受け、体は心の影響を受ける、という意味です。
例えば、
気分が落ち込んでいると、落ち込んでいるような体になります。
骨盤が後屈していると、気分は落ち込みやすくなります。
心の問題には体からアプローチすることができ、
体の問題には心からアプローチすることも有効です。
ウツなどの症状に散歩などの運動が効果的なのはそのためです。
深い呼吸は体を温かくする
さて、話は飛ぶようですが、犬や猫の呼吸を見てみると、とても大きく深く呼吸をしています。
肋骨は全方向に大きく広がり、そして縮むという動きを見ていると、惚れ惚れします。
そして体温の冷たい犬や猫を見たことはありません。
いつでもポカポカです。
うちの老犬も、最期は寝たきりでしたが、本当に死ぬまでポカポカでした。

深い呼吸は、体を内側から動かして、インナーマッスルを働かせます。
そうすると呼吸だけで体が温まるのです。
深い呼吸をするには?
深い呼吸はどういう時かというと、安心した時です。
パニック状態の時は呼吸が浅くなり、安心している時に呼吸が深くなります。
安心した精神状態にあると、呼吸は深くなり、体は温まりやすくなるのです。
呼吸とは自己表現である、と考えると、
自分が自分らしく、この世界にあることを認められた時、人は心から安心して深い呼吸をすることができます。
自分の中を整理して、より自分らしくあることを求めていくと、体の内側は柔軟性を取り戻し、そして、深い呼吸になっていくでしょう。
体の内側が緩むことと、心が緩むことは、とても深い関わりがあるのです。