自分と世界をつなぐ3チャクラ
他者の存在を知るところから始まる3チャクラの旅
存在自体への安心感をもたらす1チャクラ、自己の充足感を感じる2チャクラ、というように、生きていく上でとても重要な1、2チャクラです。
健全な自己保存欲求は、私たちを支えてくれる欠かせないものですが、
自己保存欲求が強すぎると、世間ではわがまま、と言われるかもしれません。
自分の要求を満たす、ということから、他者の存在に気づき、社会に接するところから3チャクラの旅が始まります。
社会デビューの3チャクラ
弟や妹が生まれると、自分の要求だけが満たされるわけにはいかないのを知り、
学校に入ると、集団でやるべきことがあり、椅子に座っていたくない、とか家で嫌なことがあった、という自分の気持ちを発散させずに、社会に馴染んでいく必要があります。
私たちが社会に出て、他者の存在を知るのは、主に次のような時です。
この場合、他者というのは、同世代の存在を指します。
- 兄弟ができた時
- 保育園や幼稚園などに入った時
- 小学校への入学
結構大変なことですよね。自分の欲求を満たしながら、社会とうまくやっていくなんて、なかなか難しいことです。
自分の要求を満たすという2チャクラ的な働きと、他者のいる社会との共存をバランスさせていくのが、3チャクラのテーマです。
3チャクラの知性と2チャクラの感情
知性で考えて、今、この要求を出すのは“社会的に”おかしい、と判断したら、自分の2チャクラの要求を出さないようにしたりして調整することを学んでいきます。
自分の属する社会に対して情報を得て、それに合わせるように働き、2チャクラの無理な要求を抑えていきます。
やりたいことがあるから学校へ行きたくない、と思うのは2チャクラですが、でも学校へ行かなければいろいろ面倒だぞ、と考えて学校へ行くように働くのが3チャクラです。
3チャクラという検閲
3チャクラが過度に働きすぎてしまうと、2チャクラは自分の要求を出すことすらやめてしまいます。
3チャクラの検閲機能が、2チャクラの感情を押し殺し、感じることをやめさせてしまうのです。
社会に馴染むことが、自分の安全を満たすということにもなるので、2チャクラの副次的な要求は満たされることになるのですが、一番欲しい欲求には、届きません。
なんだか満たされていない、という感じが続くことになります。
ご飯が欲しいのに、おもちゃを与えられて喜ばされているような、
満たされていないのに、満たされていると感じさせられる、というような感じでしょうか。
満たされなかった要求を、違う形で求めていくようになります。
影という形で、無意識として表れて、思わぬ行動を起こす、という場合も出てきますが、それは自分の3チャクラの検閲を緩めて、自分の感情を感じることで解決できます。
3チャクラという、より大きな世界への扉
3チャクラは、検閲ばかりしているわけではありません。
学校へ行ったら、今までいるよりも大きい世界を見聞することができるようになります。そして、親から伝えてもらった価値観とは違う様々な価値観があることを知るでしょう。
3チャクラは、自分を閉じ込めていた小さな世界から大きな世界への扉です。
位置で言うと横隔膜の辺りです。
ここは、空気が肺に入り、膨らむと、横隔膜が内臓を押し下げます。
自分の内臓という自分自身と、空気という外の世界が触れるところなのです。
自分と世界をつなぐ場所と言えるのではないでしょうか。
よく機能する3チャクラは、バランサーです。
自分の気持ちも大事にして、同時に、外の世界と接することを恐れません。
うまくつないでくれる役割を担うことができます。

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