この時代において、流れを止めないこと

恐怖や不安と直面すると、私たちは感情を止めます。
ストップして防御モードに入るのです。

防御モードに入ると、体も全身で防御態勢に入ります。
上半身を緊張させて、次に起こる何かに身構えます。

春の新芽は固い地面を突き破って出てくる

この新型コロナウィルス Covid-19の流行は、
目に見えないものに感染するかもしれない、
どこから来るかわからない、というものなので、
私たちの影が反応しやすい時期だと思います。

ニュースやSNSを見るのが止まらない
ものがないことが不安でしょうがない
ちょっとしたことにイライラしてしまうなど、が起きていたら、
自分の影に潜んでいた不安や恐れが、
今回の社会情勢に反応しているのかもしれません。

これは誰にでも起こりうることです。
揺さぶられる時こそ、不要なものを手放して、
自己の中心に戻ることが試されているのだと思います。

不要なものを手放して、新しい芽がでる春!!

不要なものとはなんでしょう?
揺さぶられているその状況を見ていくしか答えはありません。

自分は何に反応しているのか、どういう反応をしているのか、
そしてその奥には、どんな恐れがあるのか。

その一つ一つに、自分の中にある影が垣間見えるはずです。

手放すことができない時というのは、
それを手放すと、なくなってしまうものがあるからです。
無くしてしまうことの恐れは、固まるという状態を引き起こし、緊張を生みます。

私たちは、どこか安住を求めるところがあります。
いつも決まった生活、引かれた線路の上にある、決まり切った道筋
それらに乗っかって生きていくことは、ある意味ラクで安泰した人生です。

けれども、現代に生まれた私たちは、
どうやら、安泰した生活を守ることではなく、
変化や変容を求めてこの時代を選んで生まれて来たようです。

今の生活とうまくバランスさせながら、変化を取り入れて、生きていくことが求められています。
グラウンディングされた形で、それを行うことが求められています。

意識的に、自らの影と取り組み、
自己の全体性をありのままに認めるということをしていく時、
私たちは心のうちに真の平安を見つけることができるのです。

私たちの本質はどこにあるのか?

どうぞ、恐れや不安で、感じる流れを止めないでください。

自然の中で、春の風に立つ新芽を見て、
自分の中に流れてくる大きな春のエネルギーを感じてください。

小川の流れる音に耳をすませて、自らの中にも流れるものがあることを感じてください。

自然から私たちに流れてくるものの大きさに、いつも私は、感情を流していくことの大切さを教わります。

こわばった体の中にある恐れを少しゆるめ、
その隙間に流れ込んでくる自然からの大きなものを受け取ると、
私の心も流れ始めます。

恐れがあっても、流れていれば大丈夫なのです。
あ、恐れているんだ、って流していけばいいのだから。

その流れは、私たちの本質が内側から出てくるのを促してくれるでしょう。

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