みんなクセがすごい・・・旅と変容の道のり
探しているものは思った形と違うかもしれない
今年のコロナウィルス の流行で、人生で一番手洗いしています。
手洗いの洗剤の中身がなくなってきたので、一緒に購入した詰め替え用を探しましたが、見つかりませんでした。
おっかしいな〜確かに一緒に買ったんだけどな、と思いながらも泡がショボショボになっていきます。
とうとう家人が見かねて詰め替え用を買ってきたのですが、それを見て驚きました!
私は勝手に、ソフトタイプの詰め替え用だとばかり思い込んでいたので、ふにゃふにゃなものを探して引き出しの上から見て探していたのですが、実は、ハードタイプの詰め替え用だったんです。
もう一度見てみたら、ちゃんとありました。ハードタイプの詰め替え用が。。。
まあ自分の早合点に呆れましたが、探しているものは、自分が思っている形でないことって多いよな、、、と思ったわけです。
思い込み癖が人生を狭める
すでに自分で持っているのに、欲しい欲しいと思って、探し回り、結局自分の家にあったというのが、童話の青い鳥の話です。
こうするのが人生の幸せだ、というような思い込みで、私たちは人生を築いてきています。
それは時に、自分を苦しめる時があります。
思い込みが自分を苦しめるのです。
思い込みは、親や育った社会から影響を受けている場合もあれば、過去に経験した出来事などから影響を受けている場合もあります。
そういった人生に対する思い込みから自由になり、自分個人の幸せを確立するのが、人生の目的の一つであると私は考えています。
なぜ旅は必要なのか?
では、どうすれば、その思い込みから自由になれるのでしょうか?
青い鳥の話の中では、あれこれ旅をして帰ってきたら、青い鳥を見つけることができました。
どうせ家にあるってわかってたら、旅に出る必要なかったんじゃないの?
と思うかもしれませんが、
旅は、今あるところから出る
ということの象徴です。
旅をしたから、経験を積み、視野を広げました。
これまで常識と思ってきたことから出て、自分の枠を広げることが、旅の真意です。
異なる文化に接することで、
例えば、自己表現よりも社会の秩序を重んじる社会にいたとして、
より豊かに自己表現する文化へ旅をすることは、
人生の枠を広げるでしょう。
そうして、旅から帰ってくると、今までの家を一回り大きな視点で見直すことができるのです。

旅で知るのは自分自身のこと
旅から帰ってくる、家とはなんでしょうか?
これは自分自身です。
旅を通じて、いつも戻ってくるのは自分自身のところです。
色々な経験を経ることは、自分自身のことを知ることに他なりません。
これは、実際の旅でなくてもいいのです。
旅というのは象徴であって、
実際には、闘病だったり、人生のちょっとした落ち込みだったり、中年の危機だったり、人間関係の問題の中に、旅はあります。
今回のコロナウィルス のことも、一種の旅のようなものであると言えます。
それは、コロナウィルス の流行で、人によって反応の仕方が異なり、それは個性が出るものです。自分の中に潜む見方、社会に対する見方、不安に対する対峙の仕方などがあぶり出されるような気がします。
そして、自分自身の生き方を見直しするタイミングなのかもしれません。
アルケミーの自己変容の道には、旅は欠かせません。
そしてそれは、常に自分自身の中心に帰る旅であると言えます。
青い鳥を自分自身の中に見つけるために、旅に出るのです。