関係性エネルギー療法はどんなことをするのか

光と影とたくさんの連なる線

自分にとっては、最も重要なエネルギー療法

関係性エネルギー療法は、自分にとっては欠かせないものだった。
家族関係という、目には見えないが緩やかな縛り、それも簡単には解けない縛りについて昔からよく考えてきて、そしてSHASに在学してからはよく取り組んできたので、関係性エネルギー療法について書いてみる。

そのような関係性による縛りが、緩やかと感じているのは、生まれた時から、その中に組み込まれているから、緩やかに感じるだけであって、赤の他人が、ポンとその中に入れられたら、ひどく窮屈に感じる事だろうと思う。

それはどの家庭に生まれてもそうである。
自分の家は、そんなに問題はないなあ、という場合でも、そうである。
むしろ、自分の家はそんなことはない、という場合は、やんわりと縛られているだけであって、気づいていない可能性もある。

異国から来た留学生がある家族に入ったら・・・と考えてみる

異国から来た留学生が、自分の家庭に入ったら、どう感じるだろうか、と想像してみると良い。

自分の育った家族はどのように感じられるだろうか?情熱的で愛情表現が豊かな国から来たとしたら、もしかしたら、寂しい関係だなと感じられるかもしれないし、反対に、さっぱりとした文化圏の人が、情熱的な文化圏に行ったら、熱苦しいな、と感じるだろう。

そういえば、私の整体の師匠は、子供が生まれたら、タイ人の留学生を迎えたと思って、接するとよい、と言っていた。
それくらい、自分というのは、本当は家族のものとは違う存在なのだ。
言葉もわからない、好みもわからない。そんな留学生が自分の家庭に入ってきたというイメージで捉えてみるとわかりやすい。

だけど親は、当たり前のことだと思うが、日本の風習で、迎える。
それも当然、自分の子だと思っているから、自分と同じだと思って、育てるものだ。

それが、同じ家庭で、長らく過ごしているうちに、だんだんと、その国の文化(=家の風習)に馴染んでいき、あたかも、それが自分のものであるかのように、感じて生きていくのだ。

留学生が、その家族の子になる過程と、自己同一化

だから、留学生が来たと思って、子育てをする、というのは、とてもいいアドバイスだと思う。
留学生に風習を教えているわけだ。

子供は、風習に合わせて、生きていく。
そして、そのうち、どれが自分の持って生まれたもので、どれが後から風習により身に付けたものなのか、わからなくなってしまうのだ。

→自己同一化についてのブログ「自己同一化と自分のSOURCE」

特に両親との関係性において、対人関係の基本ができると言っても過言ではない。
両親が自分とどのように接してきたか、というのは、自分の対人関係、人格形成に大きな影響を与えている。

自分が自分だと思い込んでいたものを見直す

関係性エネルギー療法は、そういう自分の家族の中で培ってきた自分に疑問を抱いた時、また、自己という大きな自分を発見し、そこを足場に生きていきたいと思った時に、大変役に立つ。

そして、それは、決して、生まれた自分の家族を否定するものではない。
もちろん、一時的には、自分が自分だと思い込んでいたものに、疑問を投げかけることになるので、自分が自分だと思っていた小さな自分を否定するということにはなる。

関係性エネルギー療法では、自分と両親の関係性を見直す。
そして、自分の中にある自分と、家族の中で培ってきた自分を寄り分けて、
それをより大きな自己へと統合するプロセスである。

“留学生”としての自分を再認識しつつ、自分が育ってきた環境というものをある種、客観的に見直していく過程である。

真夏のコートとして例えてみる
〜そのコートは脱げると知ること〜

関係性エネルギー療法は、自分のものではない、という事を認知して、自分で取っていく作業である。
自分が自分のものだと思っていたものを取っていく時、それが取れるものである事を知っているのと、知らないのでは大きな違いがある。

例えば、寒い地域に育って、分厚いコートを着ているとしよう。だんだん、コートを着ているのが当たり前になってくる。
もしもここで、ああこれはただ、寒いからこのコートを着ていたんだ、というような事を理解してコートを着る事を選択していれば、いざ暖かいところに行った時にコートを脱ぐことができる。
しかし、コートが自分の一部で、まるで毛皮のようにくっついていると思い込んでいたら、そのコートを脱ごうとは思わない。そして、全く異なる環境に行った時、暖かいのにコートを着たままだとちょっと生きづらい。

両親との関係性で築いた人間関係のパターンは、この真夏のコートのようなものであると言える。

コートを脱ぐには、以下のステップが必要だ。

  • コートを着ていることに気づくこと。
  • そして、そのコートは脱ぐという選択肢が可能である事に気づくこと。(もちろん寒いところに行ったらコートを着ればよい)

健全な関係性には、選択肢に余裕がある。

コートが脱げる、ということがわかると、どうなるだろうか。

外側に自己同一化していたものが、それよりも内側の自己を自分だと認識するプロセスが生まれる。
そうすることで、自分が自分であるという感覚は強まり、グラウンディング しやすくなる。

それゆえに、関係性エネルギー療法では、グラウンディングをとても重要視している。自分がコートを着ていることに気づくには、家族との自己同一化をやめるプロセスを歩み始めることだ。

何度も言うが、それは家族との絶縁を言っているわけではない。
むしろ、自己の思い込みを外して、関係を見直すことで、違う関係性の可能性を知り、選択肢がある余裕ができる。
関係性は、余裕がある方が、うまくいきやすく、健全である。

十分な余裕がある、スペースがある、それゆえに選択肢がある、というのは、健全な関係性の中でとても重要なキーワードだ。

関係性療法の具体的なステップ

具体的な、関係性療法のステップは、以下のようになる。

  • 人間関係のパターンに気づく。
  • そのパターンを選ばないという選択が可能であると知る。(=他の選択肢の可能性)
  • それを今の自分と穏やかに統合させる。

アストラル領域の関係性のコードヒーリングにおいては、具体的には以下のステップになる。

  • 関係性について話をしてフォーカスする。
  • 関係性のコードをヒーリングする。滞りをとって流れをよくする。
  • そして、そのことについて気づく時間をとる。(=統合させる)

変化は小さくてOK

セッションにおいて、変化は大きくなくてよい。師匠のディーン先生は、5%の変化で十分だと言っている。
本当に小さな気づきを重ねることで、大きな変化を起こすので、本当に、気づく、ということだけで十分な変化を引き起こす。
変化について気付いて、統合する、というステップを重ねることが重要なので、数回のまとまったセッションという形が望ましい。

自分の中で、選択肢が増えると、問題が解決するケースも多いと思う。
アストラルヒーリングや関係性エネルギー療法は、選択肢を増やすということで、現在の問題にアプローチするのを助けてくれる。

→関係性エネルギー療法
→アストラルヒーリング
→チャクラを再成長させる アルケミープラクティス

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