魔法では出せない安定感〜ハンズオンヒーリングの秘密〜

SHASの卒業制作で描いた絵〜自分の枠を広げる〜

変化は地道の日々の積み重ねから

ヒーリング、というと、すぐによくなるというふうなイメージがある人もいるかもしれない。

けれども実際の現実は、日々の着実な積み重ねだ。

時々、本当に稀に、そういうことが起こる場合もある。
でもそういうのは、ほとんど、内的には準備ができていて、あと少しワンプッシュが必要だった場合、とかだと思う。

実際には、私たちは、地道な日々の積み重ねで、今の自分が成り立っている。

だから、未来の自分を変えたいと思ったなら、地道に今の自分を変えていくことしか方法はない。

長期のセッションを積み重ねていくことは、地道に今の自分を変えていく、作業になる。

地道な積み重ねが生む大きな力

地道に今の自分を変えていくことにコミットするということは、エネルギーを使う。
種を植えて、水や肥料をやって、大きく育つのを見届けるようなものだ。

そして、そこに込められている大きな力は、時間が経ってみてはじめて気がつくことができる。

それも、当の本人は、その変化が現実に起きていて、もうその人のものになってしまっているから、その変化になかなか気づかない。
長期のセッションを続けている場合に、初回と比べたら、ものすごい変化をしているのに、本人は気づかない、ということはよくある。

そういう時の変化というのは、細かい変化というよりは、

  • 安定感が増している。
  • 土台がしっかりしている。
  • ブレなくなっている。

というような変化だ。

これは、決して一瞬の魔法のようなものでは出すことはできない変化だ。

自分で作り出した変化なので、これは揺るぎないものになる。
そして、それを自覚して、自分の宝物にできた時、人は大きく成長できる。

自分が9年も2週に一度のセッションを続けてきた経験から、その安定感の持つパワーをよく知っている。

自分と向き合うということを始めると・・・

長期のセッションがもたらす、安定感がどこから生まれているのかと考えてみると、おそらく、自分と向き合うということを生活に取り込むということがもたらす効果だと思う。

セッションに通うことになった場合、
それは何かしらの改善を求めてやってくるわけだが、
実は、自分と向き合うということを行い始めているのだ。

自分の体と向き合う。自分の体の状態に気がつく。
自分の心と向き合う。自分の心の状態に気がつく。

セッションに定期的に通うと、自分と向き合うことが始まり、そして、それが習慣になるのだ。

プラクティショナーの役割

人は自分のことをなかなか客観的に見ることはできないから、
誰かにそばで見てもらえると、自分の変化に気付きやすくなる。

誰かに報告をする、ということで、自分の中が整理され、自分の変化に自分で気付きやすくなる。

できれば自分が経験したいことをやってきたプラクティショナーがいいと思う。筋トレをしたことのないプラクティショナーに、筋トレについて教わることはできないだろう。

プラクティショナーとは、”practice”(実践)という言葉からきている。
つまり、実践している人、ということになる。

ヨガのプラクティショナーは、ヨガを実践している人、ということになる。

ハンズオンヒーリングのプラクティショナーは何を実践(practice)しているのか?

では、ハンズオンヒーリングのプラクティショナーの場合は、何を実践しているのだろうか?

ヒーリングというのは、自分の持っている可能性を広げるセッションだ。

ヒーリングの”heal”の語源 は、”whole”(全体)からきているが、
自分の持っている可能性を広げて全体に近づくということになる。

自分が既にあるもの、既に持っているものがたくさんある。
だけど、普段はなかなか気づかないで発揮できずにいることもとても多い。

家庭環境や、社会環境、年齢、様々なことで、私たちは、自分を制限して生きてきた。(適応ともいう。)
そしてそれは決して悪いことではないのだけれど、時々、それらを見直して、もう少し自分という枠を広げて生きてみたいと思う時、がある。

それは場合によっては、病気や怪我がきっかけになることもある。
年齢的な中年の危機のタイミングである場合もある。

きっかけは何にせよ、

自分を取り巻く自分の中の制限に気付いた時、私たちは、もっと自分を広げたい

と思うのではないだろうか。

ハンズオンヒーリングのプラクティショナーは、自分の中の制限を外し、自分の可能性を広げることを実践している。
そしてそれを多分一生やり続ける、と決めている。

自分の枠を広げるって何?

例えば、からだのヒーリングを受けると、温かさを感じる人が多いのだが、
それは、すでに自分の持っている温かさが発揮できずにいて、
その温かさを発揮するように引き出してもらって、温かさ感じている。
温かさをもらったわけではない。

プラクティショナーは、自分の温かさを引き出す方法を知っていて、それを肉体を通じて、それが発揮されるように伝えたのだ。

そしてそれは、肉体的なことでいうと、
例えば、生命感が増したり、暖かくなったり、血流が良くなったり、からだの緊張が解けたりなど、様々なことが可能になる。

心の面で見ると、例えば、
希望だったり、喜びだったり、深みだったり、感情の豊かさだったり、ポジティブさだったりする。

これらは、自分の中に可能性として既に持っていて、発揮されることを待っている。
それらが、引き出され、自分のものとして感じられる経験が、セッションの中で起こる。

プラクティショナーに引き出された経験は、何度か繰り返すことで、筋トレで筋肉が育ってくるように、自分で経験することも可能になる。

ほんのちょっと自分の枠を広げるだけで、人生は豊かになる

体の可動域が良くなったり、重心の安定感が増したり、
肉体面でも心の面においても、自分の枠がほんのちょっと広がるだけで、
人生はとても豊かになる。

自分の枠が広げられることを知ると、そこに流れが生まれ、自分のところにエネルギーを取り戻すことが可能になるからだ。

セッションを重ねることで、時間をかけて、失われていたエネルギーを取り戻し、大きな変化を生む原動力となるのだろう。

失われたエネルギーを取り戻すことは、自分で学んでいく以外にないからだ。

魔法のように、一時的に誰かにエネルギーを与えてもらうことでは達成できない、安定感はここから生まれるのだ。

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