自分の中の異文化体験

水が土と出会う海岸

異文化体験とは何か?

名前から推測できると思いますが、私は在日韓国人の家庭に生まれました。言ってみれば、生まれた時から異文化体験のような感じです。

二つの文化の違いを見て、感じてきたので、それなりに大変だったこともありますが、一つの文化圏では常識なことが、もう一つの文化圏では、そうではない、ということはよくあります。

人は生まれついた場所での常識を、世界の常識だと考えがちなのです。

海外旅行へ出かける、留学に行く、などは異文化体験の最たるものですが、実は、この異文化体験というのは、国際的な体験の中だけにとどまるものではありません。

身近にある“異文化体験”

実は身近にたくさんの“異文化体験”があります。

例えば、結婚してパートナーと一緒に暮らすようになったとき、それはある種の異文化体験と言えます。正月の過ごし方、経済観念、休暇の過ごし方、家族の密度・・・あらゆるものが、自分が育った家庭とは違うはずです。

また、田舎の高校から、都会の大学に出て一人暮らしを始めた時、などもある種の“異文化体験”に当たるでしょう。

新しい職場や学校に勤めたり、通うようになる、というのも、その職場や学校の持つ常識、仕組みがあり、そこの世界に没入して、経験をしていくことなので、“異文化体験”と言えます。

このような“異文化体験”は、私たちの常識を広げ、視野を広げてくれます。

“異文化体験”は自分を広げてくれる

と同時に、このような“異文化体験”はある種のストレスであるともいえます。
なぜなら、人間は、少しでも日常と異なることは、それを“ストレス”と感じるからです。

“ストレス”は、悪いもののように捉えられがちですが、日常生活の中でもよくあることです。そして、筋肉が、負荷をかけて筋繊維を一度壊してから、再生しする時に太くなっていくように、ストレスは、私たちの狭い常識を一度打ち壊して、それから、より大きな世界を作る、ということを担ってくれています。

今回のコロナウィルスの流行で、自粛生活が強いられたことは、これまでと違う生活様式を送らざるを得なくなったので、ストレスがかかっていると言えますが、そのおかげで、いろいろなことに気づいた人も多いと思います。

人と外で会うのは、実はストレスだったと気付いた人もいれば、メイクをしないで仕事をする方がラクだと気付いた人、自分にとって大切な人間関係とそうでもない人間関係があるということに気づいたこともあるかもしれません。

いずれにしても、これまでの自分の常識は打ち壊されて、それを拡げるような時間になっていると思います。

自己を広げていくのは、単純に面白い

このような、自分の常識を打ち壊して、広げていくような体験は、何か新しいものを学んでいく時にも生じています。

自分の場合は、ヒーリングのことを学ぶ過程は、完全にそうでした。
目には見えない感情が心や肉体に及ぼす影響について知りました。
  →アストラルヒーリングの世界
また、自然の中で、目には見えない世界で、自分をサポートしてくれる存在たちがいることを体感しました。
  →飛騨高山での研修の思い出
  →アルケミー的旅行記〜カンボジア編〜

ヒーリングのことを学んでいくことで、世界観が、目に見えない世界にまで広がっていきました。

目に見えない世界を信じて、それを自分のものとして生きていくことは、現時点での社会では、少数派ですが、一度知ってしまえば、確実に影響を与えていることを知りながら、ないものにしていくことの方が、よっぽど怖いのです。
  →感情のブロックが肉体に影響する話
   “感情をどこに押し込めるか〜臓器のヒーリング胆嚢編〜”

人間は無意識にストレスを避ける

けれども、人間は、ストレスを無意識に避けます。新しく拡がった常識に合わせて行動していけるように、新しいシステムを構築しなければならないからです。

それにはやはり、エネルギーが必要です。若い方が適応はラクで、歳を取れば取るほど、新しいシステムに適応しづらいものです。

しかし、歳を取って人生経験を重ねていることで、より大きな視点を獲得していれば、このストレスは、自分や自分の集団にとってメリットがある、と考えることができ、適応が容易になる場合もあります。
できれば、このように歳を取りたいものです。

いずれにしても、意識的に、ストレスを受け入れる、ということで、ある程度の恒常性を保ちつつ、変化を取り入れて、自分の常識を拡大していく、ということが理想的だと思います。

 →時間をかけて変化をしていく取り組みについて
 →ハンズオンヒーリングSOURCEで提供できること
  ・関係性エネルギーヒーリング6回コース
  ・アルケミープラクティス7回コース
  ・アストラルヒーリング3回・6回コース
  ・からだのヒーリング3回コース

自分にとっての“異文化体験”を振り返ってみる

今一度、自分にとっての“異文化体験”を振り返ってみてはどうでしょうか?

それによって、自分がどのような成長を遂げたのか、どのようなストレスを受けたのか、そして、それはどのように解決されたのか、まとめてみると思わぬ発見があるかもしれません。

自分がまだ、異文化体験をストレスに感じたままだと思っていることに気づくかもしれません。どちらにしても、気づくこと自体が、一つの“異文化体験”であり、その二つの世界を知り、自分の世界を広げるきっかけになるでしょう。
 →本当に変化を起こす方法1〜自分の中の本心に気づく〜

真っ直ぐに伸びるオオウバユリ の蕾

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